白髪を染めた後のキレイな髪色はできるだけ長くキープしたいもの。髪が若返るだけで見た目年齢がマイナス5歳と言われているので、すぐ色落ちさせてしまうのはもったいないですからね。
染めあがりのキレイな髪色を保つためのカギは、白髪を染めた後のヘアケア方法や洗髪の仕方にあります。何気なくやっている場合は要注意!そのヘアケアが原因で色落ちを早めているかもしれませんよ。
とくに洗髪は最も色落ちしやすいとされているので、その原因や対処法を知って1日でも長くキレイな髪色を長持ちさせましょう。今すぐだれでも実践できる、簡単なヘアケア方法やシャンプー法をご紹介します。
白髪染めはなぜ色落ちしてしまうの? 色落ちの原因と対処方法
白髪染めが色落ちする最大の原因は、なんと「水」。そして洗浄力の高いシャンプーも色落ちを加速させてしまう原因です。白髪を染めた後の髪は薬剤の影響でキューティクルが開き、染毛料が毛髪組織の隙間をぬって流れ出やすくなっています。
この状態でシャンプーをしてしまったら・・・
もう考えるだけだ恐いぃぃぃっ、あっという間に色落ちしまいます。(泣)
では、白髪染めの色落ちを防ぐためにはどうすればいいのでしょう?今すぐ実践できる対処方法を見てみましょう。
白髪を染めた当日のシャンプーはNG!
通常、健康な髪は弱酸性でキューティクルが閉じていますが、ヘアカラー後の髪は薬剤によってアルカリ性となりキューティクルが開いた状態になっています。そのため洗髪の際に使用する水やシャンプーによって染毛料を洗い流してしまい、色落ちを加速させることになります。
これではせっかく染めてもあという間に色あせてしまいますよね。カラーリング当日のシャンプーはできるだけ控えるようにしましょう。
洗浄力の高いシャンプーの成分に要注意!
シャンプーにもさまざまな種類があり、中には洗浄力が強く色落ちをさせやすいものがあります。
市販されているシャンプーには高級アルコール系シャンプーや石鹸系シャンプーなどがあり、界面活性剤が主成分の高級アルコール系シャンプーは、洗浄力が高く染毛料までも洗い流してしまい、安全性が高いとされる石けん素地が主成分の石鹸系シャンプーは、アルカリ性のため髪が膨潤し内部に浸透した色までも流れ出やすくなってしまいます。
洗浄力の高い成分が使われているものはできるだけ使わないように、シャンプーを購入する際はぜひ使われている成分にも着目してみて下さい。
<代表的な色落ちさせやすいシャンプーの成分>
- ラウリル硫酸Na
- ラウリル硫酸TEA
- テトラデセンスルホン酸Na
- パレス‐3硫酸Na。
- ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸Na
白髪染めの色落ちを防いでキレイな髪色をキープする方法
白髪染めも種類が豊富になって染まり方もそれぞれ違いがあります。白髪染めを色落ちさせないためにはまず白髪をしっかり染めることが基本中の基本です!
しっかり色を定着させることで染めあがりの髪色が色落ちしにくくなります。とくに、毛髪の内部まで十分に染毛料を浸透させる白髪染めは、表面を着色する白髪染めよりも色持ちが長持ちします。
そして、白髪を染めた後の正しいお手入れで染めあがりの髪色を長持ちさせましょう。
シャンプーはよく泡立ててから使う!
シャンプーをしっかり泡立ててから頭皮にのせることで、髪どうしの摩擦を軽減したり必要以上にシャンプーを使わなくて済みます。そうすることで髪に負担なく洗髪できるので、洗浄力の影響が少なく白髪染めの色落ちを防ぐことができます。
シャンプーやコンディショナーはすぐ洗い流そう!
髪は水分を吸うことで膨らみ、その時に毛髪組織の隙間をぬって色が流れでてしまいます。そのため洗髪はできるだけ短時間で行うのがベスト。
シャンプーやリンス、コンディショナーは使用後はすぐに洗い流すのが基本の使い方ですので、長時間つけっぱなしにしてしまうとかえって髪や肌に刺激を与えてしまうことになります。洗髪は時短がポイントですよ。
カラーケア用のシャンプーやトリートメントを使おう!
白髪を染めた後の髪は薬剤の影響でアルカリ性となりキューティクルが開いた状態です。そのままではせっかく染めた色が流れ出やすくなっているため、髪を弱酸性に戻しキューティクルをしっかり閉じなくてはいけません。
髪を補修し、カラーを持続させてくれるカラーリング専用のシャンプーやトリートメントなら、しっかり髪をケアしながら染め上がりの美しい髪色を長持ちさせることができます。